こんにちは。院長の中島です。
9月29日の十五夜には、
お団子を食べる方も
いらっしゃるかと思います。
十五夜にお供えするお団子は
月を見立てて作ったもの。
その年、
お米が無事に収穫できたことへの感謝が
込められているそうです。
さて、秋には美味しい食べものが
たくさん出てきますが、
歯に痛みはありませんか?
「我慢できるから…」
「面倒だから…」
と、歯の痛みを放置すると、
想像以上に恐ろしい事態を
引き起こす可能性があります。
「歯がしみる」といった
症状が出ているとき、
むし歯菌は『象牙質』と呼ばれる
歯の内側にある組織まで
進行していることがほとんどです。
神経まで達していない状態であれば、
治療は比較的早く終わり、
金銭的な負担も
それほど大きくはありません。
しかし、
ここで放置すると、
いよいよむし歯菌は神経に到達します。
すると、
ズキズキするひどい痛みに
襲われるようになり、
さらに、ここから治療を始めても
栄養素を運ぶ神経をとらなければ
ならないため、
歯の寿命が
確実に短くなってしまいます。
実は、ひどい痛みを感じているのに
我慢を続けると、
痛みがなくなることがあります。
しかし
「むし歯が治った!」
と思ったら大間違い。
痛みがなくなったということは、
神経が完全に死んでしまった可能性が高く、
むし歯が治ったわけではありません。
単に痛みを感じないだけで
むし歯菌は浸食を続け、
歯の中でどんどん細菌が繁殖しています。
すると、
歯の根っこの先(あごの骨の中)に
細菌の病巣ができ、
膿が溜まって、再び
ひどい痛みを引き起こしたり、
顔全体が腫れあがったりしてしまいます。
そして、ほとんどの場合、
この段階になると、
もう歯は残せません。
さらに炎症が進むと、
あごの骨が壊死しはじめます。
すると、
激しいあごの痛みが生じ、
骨の露出や、
皮膚に穴があくこともあります。
また、
炎症は骨だけでなく
目や脳、首や胸にまで広がることもあり、
ひどくなれば呼吸困難を引き起こし
命の危機に陥ることもあります。
むし歯は
放っておいても治る病気ではありません。
むし歯の痛みを我慢しても、
その先に待っているのは
抜歯です。
違和感や痛みといった
歯からのサインを感じたら
すぐに歯科医院へ行きましょう。
また、定期検診では、
歯をきれいにするだけでなく、
むし歯の有無に関する確認も行っています。
初期段階のむし歯を発見し
早期治療ができるので、
「一本でも多く歯を残すため」にも
ぜひ定期的に歯科にご来院ください。
さくらガーデンクリニック歯科口腔外科
〒145-0071 東京都大田区田園調布1-60-4 MTビル地下1階
TEL:03-5483-8341
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